ハッピーエンドホリック

好き勝手に幸せを求め続けてたいよね

雨が降ってるな、と俯きながら口にした

またひとつ歳をとった。

6月というのはどうしても雨が降ることが多いのだけど、雨が嫌いではない僕でもいくらか気分が沈むことが少なくない。引きこもりでいられるならともかく、外に出なくてはいけないときに雨はストレスになってしまう。

 

 

またいつものように承認欲求を拗らせて、おかしなことをしていた。あまりツイッターで呟かないようにして、他人の意識から外れた状態で何人が自分の誕生日を祝ってくれるかを知りたかった。

 

4人。

LINEが1人、mixiが1人、Twitterが2人。

 

どうしようもなく凹んで、まぁでもそうだよなって納得した。日頃、僕だって他人の誕生日を祝うことは少ない。完全に日にちを覚えていて、わざわざメッセージを送るのは本当にひと握りだ。Twitterで偶然気がついても、他の人がお祝いのメッセージを送ってるのを見るとなんとなく別に自分はいいかなと思ってしまう。

 

派手に祝われたい、というのでもない。欲しいものリストを晒したりもしない。ただ、少しばかりのメッセージがあったなら、その祝おうという気持ちはすごく嬉しいと思う。でも、自分からアピールはしない。アピールをして祝ってもらうのは何かが違う気がする。意味深なことを呟くのは躊躇いがないけど、声高に構ってよと叫ぶのはやりたくない。めんどくさい人間だよね、本当に。

 

承認欲求は人を変える。ときたまプラスに働くこともあるけど、やっぱり狂わせることの方が多いイメージだ。幸せになりたいと願った僕だけど、いつも幸せから遠ざかるように歩いている気すらする。

 

いつか誰かに依らず自分を肯定できるように。

 

おめでとう自分。死にたさを抱えつつ、また1年生き延びてしまった。

 

心に余裕がないからこそ、他人にも自分にも少しだけ甘くありたい。

 

いつか、いつか、泣けない夜を笑って思い出せるように。