ハッピーエンドホリック

好き勝手に幸せを求め続けてたいよね

人と話すことが疲れる、という考え

コンビニに甘いものを買いに行ったら、予想外に強い雨に濡れた今気がついたんだけど、もしかすると僕は人とコミュニケーションを取ることを苦痛に感じているのかもしれない。

 

いまや求人情報を見ると、だいたいの募集には求める人物として「周囲と上手にコミュニケーションを取り、円滑に仕事を進められる人」みたいなことが書いてある。人と人がいて仕事をしている以上、それが必要不可欠なものなのはよくわかるんだけど、最近は必要以上に持ち上げられているというか、それが不足すると異常なまでに叩かれがちなような気もする。

 

人間関係には立場もあるし、相性もある。言葉にしやすいこともしにくいことも両方ある。言葉にしなきゃ何もわからないよ、というのも確かで、でも、言葉にするのって本当はものすごく体力を使うんじゃないかって思う。

 

これはひとつ僕の勝手な妄想なんだけど、ネットというのは、考えを口にするより文字にする方が楽だと感じる人に適しているのではなかろうか。すくなくとも、僕は自分の口で何かを話すというより、こうやって文字にする方がよっぽど楽だと感じる。それは誰かと顔を合わせていないというのもあるのかもしれない。

 

メールを何往復もするより、電話一本で解決することは多分たくさんある。口から発する言葉と文字にされた言葉は、たとえ同じ言葉であっても、同じ熱量をもたない。どこまでいっても会議というものがなくならないのもそういうことなのかもしれない。

 

で、まあ、気がついたんですよ。

 

いつからかはわからないけど、もしかすると僕は人と話すことを苦痛に感じているんじゃないかって。それはもちろん全ての人にというわけでなくて、要するに一部の居心地のいい相手をのぞいたら、会話すること自体にひどく疲れているのかなと。

 

こういうところ、根本的に引きこもりに向いているよなあとも思う。

 

基本的には一人でいるのが楽で、寂しいと思った時にはネットでふらふらと話し相手を探す。別に飲みに行こうとか会って話そうとまでは思わない。そういう感覚がいつのまにか染み付いてきている。

 

そのせいか、まあとにかく仕事がしんどいんですよ。

 

会社というのは基本的に同じ空間に何人もの人がいて、別にその人たちはプライベートでも一緒に遊ぶくらい仲がいいとは限らないじゃないですか。その本来なら一緒にいることもない人たちと同じ空間にいること自体に少し息づまるような感覚を覚えている。

 

別に僕はあなたに興味がないし、何か話したいと思っているわけでもない。でも、話さないと仕事は進まないんですよね。なんかだんだんと仕事に関する連絡が億劫になってきて、いちいち電話したりするのも面倒で、確認事項はずるずると遅れ、そしてどこかしら仕事で事故る。

 

バイトで接客業をしていたとき、お客さんに対してのふるまいはわりとどうにでもなったんだけど、同僚との関係はわりといても崩壊していて、あれもなんでだったんだろうな。いまだによくわかってはいないけれど。

 

関わる人を選べるというのは、人生においてものすごく価値があるんだなってことがようやく少しだけわかってきた。

 

一人が好きで、独りが嫌いで、いつでもひとりになれる場所を探してる。